みなさんこんにちは!フードコーディネーターのYuka Arimaです。
今回は『鯖缶』の人気の理由と効果について解説していきたいと思います。
数年前から一気に人気が出てきた鯖缶ですが、改めて栄養素とおすすめのレシピをお伝えいたします。
1.なぜ鯖缶が人気なのか
そもそも何故、鯖缶ブームが起こったのでしょうか!?というところなのですが、ブームの火付け役はテレビメディアでした。(テレビの影響力って本当にすごいですね!)
健康番組で鯖缶についての特集が組まれて、健康ブームだった女性を中心に一気に消費が増えたという事です。
アスリートの中でも一気に注目されるようになりました。
お肉中心だったアスリートも魚を多く食べるようになり、生魚では手間だった下ごしらえが必要無くたべられるという事で、管理栄養士さんもオススメしやすい事も大きいようです。
では、人気の理由をひとつひとつ解説していきます!
(1)健康やダイエットに効く
鯖缶には質の良いたんぱく質が多く含まれているのと共に、後で説明しますEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)が鯖の脂に豊富に含まれています。
これは血液をサラサラにする効果が期待できますので、動脈硬化の防止に役立つという事になります。
また、腸内からやせるホルモンが分泌されます。それによって食欲を抑える効果も期待でき、ダイエットにつながるという事です。
(2)手軽で食べやすい
鯖缶は味噌煮や醤油煮、焼き鯖といったバリエーションが豊富な味付けタイプと、調理する為の水煮タイプがあります。
味付けタイプはそのまま食べる事ができるので手軽に食べやすく、料理の不得意な人や忙しくて料理をする時間が無い人にはオススメですね!
私個人的には、水煮タイプが好きです。
生鯖と比べてカルシウムと鉄分が多く時短料理にも使えるので、家にいっぱいストックがあります。笑
(3)賞味期限が長い
鯖缶は缶詰なので当然、賞味期限が長いです。
ですので買い過ぎても困らないですし、安売りしている時にまとめ買いなんて事もできますので、私は迷いなく買っちゃいます。
また、賞味期限が長いという事で非常食としても活用できます。
2.鯖缶に期待する栄養素
鯖缶には多くの栄養素が含まれていますが、今回はEPAとDHAについて注目していきたいと思います。
EPAとDHAは健康と美容に不可欠なオメガスリー脂肪酸という成分です。
オメガスリー脂肪酸は血液の流れを良くする事や、心疾患や関節リウマチに効果があると考えられておりますが、体内での生成ができない為、食べる事でしか摂取できません。
よって鯖缶は病気の防止を期待して食べられているという事になります。
(1)EPA
EPAはエイコサペンタエン酸の略で、血液・血管の健康維持に重要と言われています。
摂取する事によって中性脂肪値を下げる効果があり、上記でも解説したように動脈硬化の防止や、血液をサラサラにする事によって体全身に栄養素を届ける事ができるようになります。
(2)DHA
DHAはドコサヘキサエン酸の略で、乳幼児の脳や神経の発達に重要と言われています。
摂取する事によって記憶力や判断力の向上、アレルギー予防や精神安定に効果が期待できます。
子育て中の私としては、子どもに食べてもらいたい栄養素の1つですね!
3.鯖缶の食べ方
味付き鯖缶ですと、そのまま食べても美味しいですが、今回は水煮タイプの鯖缶を使ったオススメ簡単レシピをご紹介いたします。
(1)おすすめレシピ①鯖缶と山芋のグラタン
水煮タイプの鯖缶1個とすりおろした山芋500グラムを混ぜ合わせます。
味付けにめんつゆを大さじ1杯入れて混ぜます。この時に合いそうな冷蔵庫の残り物を入れてもOKです。
私はカニカマや肉じゃがを少し入れた事があります。
混ぜ合わせた生地をグラタン皿に入れます。お好みでチーズをかけてもイイですね!
後はオーブンで焼いていきます。
仕上げに刻みのりをかけて完成になります♪
(2)おすすめレシピ②鯖缶と塩昆布の焼き飯
汁を切った鯖缶の身をホロホロにほぐします。
熱したフライパンにゴマ油を馴染ませて、ネギと白ご飯を炒めます。
火が通ると塩昆布1つまみ、刻み青じそ、生卵を入れて炒めます。
最後に醤油で味を調えたら完成です♪
4.まとめ
今まで、鯖缶の良い所を解説してきましたが、毎日3食鯖缶!なんて事は絶対に辞めてくださいね!
鯖缶1個につき脂質の含有量が約20グラムですので、食べ過ぎは良くないです。
1日1缶でしたら大丈夫と言えます。
主食の白ご飯や副菜として野菜やお味噌汁といったバランスのとれた食事が大切です!
鯖缶を食べて健康にイキイキした生活を送れるようにしましょう。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。