みなさんこんにちは。
フードコーディネーターのYuka Arima です。
今回は、『意外と知らない?!グルテンフリーの真実について!!』という内容で皆さんにお伝えしていきたいと思います。

グルテンフリーって健康意識が高い人が取り入れている食事療法って思っています。
はい!そう思っている人も多いと思いますが、実は半分合っていて半分間違っているといった感じになります。
私も初めはそんな感じに思っていたのですが、知っていくうちに勘違いしていたなと思う事がありましたので、今回記事にしてみました。
【結論】
グルテンフリーとは、グルテンが含まれる食品を一切摂取しない事を言います。
ここでグルテン=不健康な物、という勘違いをしている人が多いので「え!そうじゃないの??」と思った人はしっかりと最後までお付き合いください!
1.グルテンとは
グルテンは小麦やライ麦といった多くの穀物に含まれるタンパク質の一種です。
小麦粉を加水してこねる事でモチモチした感触に変わりますが、これはグルテンがモチモチにしていると言えます。
ですので、グルテンはタンパク質の一種であり、特に悪いものではありません。

そうだったんですね!特に悪いものではないんですね。
2.グルテンフリーをすべき人
では、どんな人がグルテンフリーを行っているのでしょうか。
なぜ、グルテンフリーを実践している人が多いのか、解説していきたいと思います。
(1)セリアック病の人
初めて聞いた人も多いかと思いますが、この『セリアック病』を持っている人はグルテンフリーをすべき人と言えます。
セリアック病の人はグルテンを摂取すると、本来、風邪などのウイルスを潰すはずの自己免疫系がグルテンに異常反応を示してしまい、腸壁を攻撃してしまうのです。
すると腸は炎症を起こしてしまって腹痛や下痢、倦怠感などが発症してしまいます。
症状が悪化すると消化吸収不良となり、栄養素をうまく体内に消化吸収できなくなってしまいます。
(2)小麦アレルギーの人
小麦アレルギーの人もグルテンフリーを推奨いたします。
小麦を食べると蕁麻疹や身体に異常をきたす人ですね。
ちなみに、上記のセリアック病と小麦アレルギーの人は人口の1%以下と言われています。
3.セリアック病じゃない人がグルテンフリーをすると?
上記で説明したように、セリアック病の方はグルテンフリーを推奨しますが、その他の人はグルテンフリーを行うとどうなるの?と疑問に思うかと思います。

はい!全く同じ事を思いました!笑
私も当時、同じ疑問を抱きましたので改めてお伝えしていきますね。
【結論】
特に何も起こらない。効果無しです。笑
例え話ですが、牛乳のアレルギーが無い人が牛乳を飲まなくても、牛乳の栄養素を取り入れないだけになってしまいます。
ですので、特に何も起こらないというのが結果であります。
グルテンフリーを実践したからと言って、健康になれるという事は大きな勘違いと言えます。
4.逆効果も!?
2017年のブリティッシュメディカルジャーナルという英国の論文に掲載された内容によると、グルテンフリーをセリアック病でない方が行った場合には、健康被害が起こる可能性があるかもしれないという事なんです。
その内容は欧米でグルテンフリーを行う事で冠動脈疾患(心筋梗塞や動脈硬化など)がどれくらいリスクが下がるのかという研究を行ったものです。
結果は、驚くべき事にグルテンフリーをした人とグルテンフリーをしていない人では、グルテンフリーをしていない人の方が冠動脈疾患が減っているという事が判明しました。

まさかの結果ですね!!
逆に言うとグルテンフリーを行う事で冠動脈疾患のリスクが上がると言える結果です。
セリアック病や小麦アレルギーではない人が、むやみやたらにグルテンフリーを行うより、色々な栄養素をしっかりと摂取するという事の方が健康でいられると考えられています。
5.まとめ
グルテンフリーってなんだかオシャレとか、あの有名人が実践しているから、といった動機でグルテンフリーという食事療法を取り入れるのはリスクがあると言えます。
上記に解説した内容は医師の友利 新 先生がYouTubeにて解説していますので、是非見ていただいて理解を深めてください。

友利新先生の動画を見て正しい知識を身に着けたいと思います!
ケンコレは皆様の健康をサポートするお役立ち情報をこれからも発信し続けていきます。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。