今回は女性はもちろん、男性でも悩まれる方が多いニキビについてお話ししたいと思います。
ニキビができる時期は、大きく2つに分けられていて、思春期の頃と成人してからでは、違う原因でできると言われています!
歳を重ねるごとにお化粧に入念になる方が多い中、ニキビは天敵ですよね…
原因を紹介し、改善方法を紹介していきます。
性別関係なく改善する方法がありますので、幅広い世代の女性・男性の参考になればと思い、この記事を書きました。
是非最後まで見てください。
1.なぜニキビはできるのか?!
まずは、ニキビができる原因から解説していきます!
ニキビは大きく分けて思春期ニキビと大人ニキビの2種類があります。
それぞれ違った時期に違う原因で、発生すると言われています。
それぞれの種類によっては、ニキビのできる箇所も違います。
種類別に改善方法を学ぶことが美肌への近道になります。
ひとくくりにニキビといっても、原因は主に内的要因と外的要因があります。
内的要因
→睡眠不足、栄養の偏り、生活習慣の乱れ、ストレスなど・・・
外的要因
→冷暖房による乾燥、肌摩擦、紫外線など・・・
人それぞれ原因は違いますが、これらの条件が複数重なることによってニキビができやすくなります。
(1)思春期ニキビの特徴
まずは、思春期ニキビの特徴から解説していきます!
思春期に多く(20歳前後まで)発生し、脂っぽい肌質で顔全体にバラバラできるのが特徴です。
美容に興味が出始める頃で、かわいいメイクやおしゃれもしたいし恋愛も楽しみたい!
そんなときに顔全体に赤くなるニキビって嫌ですよね!
痛いし、隠せないし、恥ずかしいし。
ほんとどうにかしたいですよね。
思春期ニキビのできる原因、メカニズム
では、なぜ思春期ニキビができやすくなるのか原因とメカニズムを深堀りしていきましょう。
①ホルモンバランスの乱れ
思春期は特にホルモンバランスが乱れがちです。
女性であっても男性ホルモンが増えることにより、皮脂が過剰に分泌しやすく、その過剰に分泌した皮脂が毛穴に詰まることによってニキビができます。
②過剰な皮脂の分泌
毛穴の出発点になるお部屋(毛包)に過剰な皮脂の分泌による圧力がかかり、お部屋が膨張して膨らむことで、ニキビの初期段階の白ニキビができます。
③アクネ菌の増殖
皮脂の過剰分泌により皮脂が大好物であるアクネ菌が繁殖し、炎症を起こします。(赤いニキビ)
アクネ菌はよく聞く言葉だと思いますが、悪い菌ではなく、肌に常にいてる常在菌なんです!
ですがそれが増えて排出できなくなるとニキビに繋がってしまいます。
(2)大人ニキビの特徴
続いて、大人ニキビについて解説いたします!
「えっ!大人になってもニキビできるの!」と思う方が沢山いらっしゃるかと思います。
私も実際、大人ニキビに悩まされた時期があり、一年ほどスキンケアやニキビのメカニズムなどを研究して今ではニキビ知らずの肌になっていますので改善の余地はあります。
ご安心ください、共にニキビを撃退しましょう!
では、大人ニキビについて深堀りしていきます。
大人ニキビは主に頬、口周り、顎に単発的にできやすく、肌質に関係なく現れ、厄介なことに繰り返し同じところにでき、治りにくいのが特徴です。
大人ニキビができる原因、メカニズム
原因は主に、ストレス(精神、身体)や体調不良、生活習慣の乱れ〈不規則な食生活・運動不足・喫煙・飲酒・ストレス・不眠〉です。
さらには、ホルモンバランスの乱れにより肌のサイクルが狂うことで発生してしまいます。
①肌のターンオーバーの乱れ
上記の複数の原因により肌のターンオーバー(新陳代謝)が乱れると、不要な角質が垢となって剥がれ落ちなくなります。
通常28日周期で行われるターンオーバーが乱れ、角質が肌に留まってしまうことにより、角質肥厚(角質がミルフィーユ状に何層も積み重なる)が起こります。
これにより不要な角質が毛穴に詰まり、ニキビとなってしまいます。
②pHバランスの乱れ
肌のバリア機能(肌を守る役割)が低下し、pHバランスが乱れ健康な肌の状態を保てなくなります。
pHバランスとは
イオン濃度指数のバランスのことを指しています。
0~14の数値で表します。
数値が低い程、酸性(脂性肌)
数値が高い程、アルカリ性(乾燥肌)となります。
肌の健康な状態はPH4.5~6.0の弱酸性が理想とされています。
弱酸性は、肌トラブルの元になる有害菌が住みにくい環境といわれています。
③肌の水分保持力の低下
肌内部には角質層があり、水分をため込むタンクのような役割をします。
そこの水分保持力の低下が大人ニキビの症状を招きます。
大人ニキビは、主にこれらのメカニズムで発生してしまいます。
2.何をすればニキビを防げるのか
本記事では、大人ニキビの防ぎ方にフォーカスを当てていきます。
「ニキビの防ぎ方」といっても世の中には情報が溢れかえり「なにから始めたらいいのか」「自分には何が合うのか」分からないという方がとても多いと思います。
ここではお肌の外側からの防ぎ方と、体の内側からの防ぎ方をご説明していきます。
いくら高級なスキンケア製品を使っていても、使い方を間違っていると効果は半減してしまいますし、肌状態に合わせて使い分けていかないと逆効果になる恐れもあるんです!
さらに、スキンケア製品での外側からのケアだけでなく、体の内側からのケアもとても大事になってきます。
(1)外側からの予防策、改善方法
とにかく今あるアイテムで大丈夫なので、今のご自身のスキンケア方法を見つめ直してみましょう。
①洗顔のやりすぎ注意
なるべく摩擦がないように、赤ちゃんの肌を触るような圧力で優しく洗う。
→摩擦が起きるとバリア機能の低下、皮膚が薄くなり水分が蒸発しやすくなります。
きちんとした洗顔で肌が柔らかくなると、化粧水の浸透力は倍増します。
②お風呂上がり10分以内にスキンケアを行う
お風呂から上がったら、なるべく10分以内にスキンケアを行うようにしてください。
お風呂の中では肌は潤っていますが、お風呂から上がったとたん肌は急激に水分が蒸発します。
③化粧水でたっぷり保湿
化粧水でお肌をたっぷり保湿してあげましょう!
→化粧水で肌の水分量が増加することによって、肌が柔らかくなります。
乾燥が起きにくくなり、過剰な皮脂が出にくくなります。
さらに肌のバリア機能が高まることも期待できます。
④乳液で蓋をする
最後に、しっかりに肌に入れ込んだ水分を逃がさない為に、乳液で蓋をしましょう。
化粧水だけだと水分蒸発が起きます。
(やかんでお湯を沸かした時に蓋がないと中のお湯は蒸発してなくなるような感覚)
基本的なことですが、世の中情報が多すぎて間違ったスキンケアをしていても気づかず続けている方が多いと思います。
私もこの基本的なスキンケアを続けて5年ほど経ちますが、もうほとんどニキビはできません!
まずはお持ちのスキンケアで基本的なことから始めてみましょう!
(2)内側からの予防策、改善方法
普段の生活が忙しいと、生活習慣が乱れ肌が荒れてしまっている方も多いと思います。
ここからは、今日からできる内側からお肌を綺麗にし、肌荒れを起さないための予防策をお伝えしていきます!
①1日3食しっかり食べる
栄養素の細かな説明をしても良さそうですが、まずは【1日3食しっかり食べる】ことをアドバイスします!
なぜなら、3食を食べる習慣がない方は、お肌を作る栄養が十分に足りてないことが多いからです。
ビタミン・ミネラル・タンパク質を意識的に食べましょう!
②質の良い睡眠を取る
次に大切なのが【睡眠】です。
ここの睡眠はただ単に長時間の睡眠でなく、質の良い睡眠です。
肌のためには、できるだけ22時~2時には寝ることをお勧めします。
私が肌荒れで悩んでいるときは0時までに寝ることを心掛けていました。
すると翌日の肌のコンディションがとてもよく感じます。
そして先程の話と関連しますが、しっかり食事で栄養をとらないと熟睡することができず、寝起きもスッキリせず疲れが取れなくなります。
就寝時間、起床時間をしっかり決めて、夜中のスマートフォンやタブレットのブルーライトから距離を置くことも肝心です。
遅い時間なのに眠くなかったり、なかなか寝付けなかったりする原因にもなります。
一日の疲れはその日に取りましょう!
③ホルモンバランスを整える
女性ならではの問題が『ホルモンバランスの乱れ』です。
特に、月経前になると血液中のホルモンバランスが崩れがちで、黄体ホルモンが増えると、皮脂が増えやすく毛穴がつまりやすくなってしまいます。
ホルモンの乱れから精神的なストレスに発展し、食事・睡眠の乱れまで繋がってしまうケースもあります。
女性は月経周期も意識することでも、ニキビを解消することができます!
3.必要栄養素について
たくさんある栄養素の中から、6つピックアップしました。
ぜひ、今日からの食事でも意識してみてください。
①ビタミンA ー肌の乾燥を防ぐ
ビタミンAはお肌の乾燥を防ぎます。
豚や鳥などのレバー、ウナギ、バター、卵などに多く動物性の食べ物に多く含まれています。
②ビタミンB6 ータンパク質生成材料
ビタミンBは体の中に取り込まれにくく排泄されるので毎日こまめにとることが大事です。
マグロ、鮭、バナナ、赤パプリカ、サツマイモ、玄米ごはんに多く含まれています。
③ビタミンC ーシミ・ハリの元、コラーゲン生成材料
ビタミンCは美肌には欠かせない成分です。
パプリカ、ブロッコリー、カボチャ、みかんなどに多く含まれています。
④ビタミンE ー脂肪の酸化防止
ビタミンEはナッツ類、アーモンド、アボカド、豆乳などに多く含まれています。
⑤βカロチン ー抗酸化作用・皮膚・粘膜の健康維持
酸化とは、肌から分泌した皮脂が酸素に触れることにより、黒くなり肌のくすみや毛穴の黒ずみになることです。
それを抑える効果を抗酸化作用といいます。
βカロチンは、にんじん、ほうれん草、ピーマン、柑橘類、スイカなどに多く含まれています。
⑥亜鉛 ー細胞生成に必要
亜鉛は、新陳代謝や免疫力を保つためのサポートをしてくれます。
亜鉛は基本的にはほとんどの食べ物に含まれていますが、特に肉や魚介類、納豆、チーズなどに多く含まれています。
なかなかすべてを摂取するのは難しいと思いますが、ご自身の肌の悩みにあった食品を意識して摂取するだけでも変化はあると思います。
⑦サプリを使うのもあり
食材にも多く含まれていますが、摂取が難しい場合はサプリメントで補うのも良いです。
日頃の意識が今後のあなたの皮膚を綺麗にしてくれます!
4.まとめ
いかがだったでしょうか?
女性の天敵ニキビの悩みの防ぎ方と必要な栄養素を解説してまいりました。
少しの生活習慣の改善でニキビの悩みが解消されるかもしれません。
今後の参考にしていただけると幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!